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スタッフブログ

立川市では帯状疱疹ワクチン「シングリックス」の助成金制度の対象です

今日は帯状疱疹ワクチン「シングリックス」ついてご紹介させていただきます。



帯状疱疹とは、子供のころに感染した水痘(みずぼうそう)のウイルスが体内に潜伏しており、加齢、ストレス、疲労等で免疫機能が低下した時に発症します。

ピリピリ、ズキズキとした神経痛から始まり、その後水ぶくれや赤い発疹が体の片側に帯状に出現します。

帯状疱疹の治療は抗ウイルス薬を1週間内服することでウイルスの増殖を抑えられますが、発疹が改善しても神経痛が続くことがあります。

60歳以上の帯状疱疹患者さんでは、発症90日を経過してもおよそ20%の患者に疼痛が残存したことがわかっています。

 

帯状疱疹は50歳以上から発症率が上昇し、70歳以上でさらに高まります。今回の帯状疱疹ワクチン「シングリックス」は50歳以上の方が対象となります。

この「シングリックス」は効果がすくなくとも10年間は持続することが示されており、現在も追跡調査中なのでさらに持続期間も伸びる可能性も高いと言われています。

副作用は注射部位の痛みがもっとも多く、それ以外に筋肉痛、疲労、頭痛、悪寒、発熱などがありますが重篤な副作用の報告はされておらず安全性が高いワクチンです。

 

立川市では帯状疱疹ワクチンの費用を一部助成する制度が令和5年91日から令和6331日まで実施しています。

まずは市役所に申し込みが必要となりますので、市役所ホームページをご確認お願い致します。

(帯状疱疹ワクチンには生ワクチンである「ビケン」もあり、今回の助成制度の対象ですが当院は取り扱いございません。)

 

帯状疱疹ワクチン「シングリックス」はご予約制になります。

接種回数は2回です。1回目接種後、2回目は2ヶ月以上6ヶ月以内に接種となります。