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スタッフブログ

コレクチム軟膏

医師の澤田です。今日はコレクチム軟膏についてお話させていただきます。

コレクチム軟膏は皮膚のかゆみ・炎症を抑えるためアトピー性皮膚炎に適応があります。
アトピー性皮膚炎の患者さんは皮膚バリア機能が低下しており、ハウスダストや化学物質などのアレルギー物質により皮膚の炎症・かゆみを引き起こします。

アトピー性皮膚炎の治療3本柱は「薬物療法」「スキンケア」「悪化因子の除去(汗・ストレス・アレルゲン・紫外線等)」です。
薬物療法には外用薬(塗り薬)、内服薬、注射薬がありますが、アトピー性皮膚炎に一番大事なのは外用薬です。内服薬や注射薬を併用することはありますが、外用薬を治療から外すことはまずないです。

コレクチム軟膏は薬物療法の一つである「JAK(ジャック)阻害剤」という塗り薬です。アトピー性皮膚炎では炎症や痒みを引き起こす信号を免疫細胞に送る「JAK/STAT(ジャックスタット)経路」が過剰に働いており、コレクチム軟膏はその経路を抑えることで炎症・痒みを改善します。

1日2回患部に塗布して使用します。小児用・成人用がありとても使いやすい薬です。



アトピー性皮膚炎の治療で一番有名なのはステロイド外用薬かと思います。
ステロイド外用薬は長期間使用すると、皮膚萎縮といって皮膚が薄くなったり、毛細血管が拡張し皮膚の赤みが目立つことがあります。コレクチム軟膏はそういった副作用がないため長期使用ができます。

ただステロイドにはステロイドの良さもあります。コレクチム軟膏のみではアトピー性皮膚炎の症状悪化時には太刀打ちできないです。コレクチム軟膏はステロイド外用薬の強さ5段階のうち中間の強さと言われています。
ステロイド外用薬の副作用が目立ちすぎて使用を嫌がる患者さんもいらっしゃいますが、ステロイド外用薬とコレクチム軟膏を併用したり使い分けすることが治療においては大事ですよ。




手汗にはアポハイドローション

医師の澤田です。

徐々に暑くなり、汗に関するご相談が増えました。手の汗に困っている方も多いのではないでしょうか。手汗で紙がぬれてしまう、人に触れるのをためらってしまうなど日常生活に支障をきたしている方もいらっしゃると思います。
人に相談しづらい悩みだと思います。

明かな原因がないにもかかわらず日常生活に支障をきたしてしまう手汗を「原発性手掌多汗症」といいます。

治療には「アポハイド®ローション20%」という塗り薬があります。


手汗をかく仕組みは、体温が上昇するとその情報が脳をキャッチし、汗を出せ!という指令が交感神経に伝えられます。さらに交感神経からアセチルコリンという伝達物質が放出され、手にあるエクリン汗腺から汗がでます。

このアセチルコリンという伝達物質を抑えてくれるのが「アポハイド®ローション20%」です。

臨床試験では、発汗量が半分に減った患者さんの割合は使用開始1ヶ月で52%、3ヶ月で60%、4ヶ月で72%と有効性が確認されています。

使用方法は1日1回就寝前にお薬を5プッシュだして手のひらに均等に塗り広げます。お薬を塗ったまま就寝し、起床後に手を流水で洗います。お薬を塗布後は特に目や口などの顔、体に触れないようにしましょう。


保険適用3割負担で約710円程度となります。1本で約1週間分が目安です。
発売してから1年経過してない製剤になるため、2本までしか処方できない制限がありますので宜しくお願い致します。

医師の澤田です。徐々に日差しの強い日も増えてきました。
4月から紫外線量が増えますので、より一層紫外線対策は重要です。首や腕、足などの露出部位も忘れずに日焼け止めを塗りましょう!

今回は当院の日焼け止め「ICモイスチャーサンスクリーンEX」をご紹介させていただきます。

紫外線吸収剤不使用、ノンパラベン・ノンアルコール・無鉱物油・無香料で低刺激性の日焼け止めになっています。アトピー性皮膚炎の方にもお使いいただけます。

商品リニューアルによりPM2.5、ブルーライト、近赤外線、乾燥などの外的刺激から肌を保護する成分を配合。
さらにセラミド、プロテオグリカンなどの保湿成分も配合されているので、紫外線対策しつつお肌の乾燥を防いでくれます。

汗・水・皮脂に強いウォータープルーフタイプ、SPF50+、PA++++になっています。
アウトドアにも使えます!

現在、通常価格3,300円が2,310円とキャンペーンしていますので是非試してみてください。

しっかり紫外線対策するのであれば日焼け止めだけではなく日傘もしくは帽子も併用は必ずしましょう。特にクリニックで施術後やシミ治療中は必須です。

医師の澤田です。

みなさん、JMEC(ジェイメック)という会社をご存じでしょうか。
レーザーを中心とする医療機器メーカーで、当院のQスイッチルビーレーザー(シミ取りやアザ治療に使用)もJMEC製品です。

プラスリストアシリーズは、JMECがレーザー治療後の敏感な肌にも安心して使えるように開発されたスキンケア製品です。


レーザー治療は照射して終わりではなく、その後の紫外線・摩擦・スキンケアが治療効果に影響します。治療をより成功に導くために開発されたスキンケアなんですね。

このプラスリストアのクレンジングソープ泡ホームケアは「さわらない」「こすらない」を実現するメイクも落とせる泡タイプ洗顔料です。無香料、無着色、無鉱物油、パラベンフリー、アルコールフリー、石油系界面活性剤フリーになっています。


摩擦刺激はレーザー後の色素沈着を長引かせたり悪化させるので、ゴシゴシこすって洗顔するのはNGです。

プラスリストアのホームページに洗顔している動画が掲載されています。6~8プッシュでしっかり泡を使って洗顔するため、摩擦が少なく理想の洗顔方法になっています。ぜひ動画をcheckしてみてください。

クレンジングソープ泡ホームケア



今の季節、乾燥や花粉皮膚炎で顔に湿疹がでている方多いです。化粧落としをプラスリストアにかえてみるのもいいと思います。

当院の化粧室に使用できるようにおいてあります。ぜひ使ってみてくださいね。

♢プラスリストア クレンジングソープ泡ホームケア 3,850円

アレルギー検査してみませんか?


医師の澤田です。外来に花粉症のお薬を求める患者さんが増えています。
花粉症のお薬(抗アレルギー薬)はたくさんありますが、私は眠気のすくないビラノア、デザレックスを処方することが多いです。効果の差が患者さんによって違うので、色々な種類を試してみるのがオススメです。

花粉症は目のかゆみ、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどは有名なので自分で花粉症と診断されている方も多いですが、正確な診断はアレルギー検査になります。

花粉症は春のスギ・ヒノキが有名ですが、夏のカモガヤ・ハルガヤ(イネ科)、秋のブタクサ・ヨモギ、冬のスギなど実は年中花粉症の季節です。
スギ・ヒノキが最も多いですが、どの花粉症をもっているか人それぞれ。
花粉症を調べる検査にView39というアレルギー検査があり、採血で調べられます。

View39は花粉症だけでなく、ハウスダストや動物、食べ物など一度に39種類のアレルギーの有無を確認できます。(下記一覧が調べられます。)







下のような検査結果がもらえるのでアレルギーの有無だけでなく、アレルギーの強さを知ることもできます。







自分がどんなアレルギーをもっているかを知っておくことは大事です。ぜひこの機会に調べてみてくださいね。
♢保険適応です。3割負担で4300円前後